THE WAY of Life in Brisbane

WOMENCANFLY.COの連載企画「THE WAY」では、毎月海外で暮らす素敵な女性を紹介しています。


2021年の最初にご紹介するのは、オーストラリア・ブリスベン在住のYokoです。彼女は私たちWCFのメンバーでもあります。


実は、最初からWCFのような活動やビジネスをしていたわけではなく、もともとは日本で看護師として働いていました。しかし、28歳の時に「海外の医療に携わりたい」という思いから、それまでのキャリアや当時お付き合いしていた彼との関係を手放し、ひとりオーストラリアへ。


看護学生時代には、完璧主義や自分に対する自信のなさゆえに自分の「できないところ」ばかりに目を向けてしまう性格でしたが、オーストラリア生活で「いい加減」ならぬ「良い加減」を学び、今は一度きりの人生を思いきり楽しんでいます。


今回は、そんなYokoのオーストラリア生活やWCFでの活動、今後の目標をご紹介します!





1枚の写真をきっかけに、看護師の道へ


ブリスベンは、シドニー、メルボルンに次ぐオーストラリア第3の都市です。自然豊かで、一年を通して青空の日が多いのが特徴。さらに親切でフレンドリーな人が多く、家族で暮らすにはぴったりの街です。(そのうえゴールドコーストまで車で1時間、サンシャインコーストやバイロンベイなどのビーチもすぐ近くというロケーション!)


Yokoはこのブリスベンに住んで、まもなく8年目を迎えます。今はニュージーランド人のパートナーと暮らし、ホテルで働きながら、2020年にはWOMENCANFLYの活動も始めました。現地の友人も多く、オーストラリアはすっかり居心地の良い第二の故郷です。


海外には、学生時代からずっと興味があったのだそう。きっかけは、小学生のときに授業で見た『ハゲワシと少女』という、鷲が餓死寸前の少女を狙っている1枚の写真でした。


「小学校低学年ながら、あの写真に衝撃を受けたことを今でも覚えています。同じ世界で餓死により消える命が5秒に1つあるのに、自分は家に帰れば美味しいご飯があって、好き嫌いもある。恵まれた環境に疑問をもつようになりました」


この写真をきっかけに、Yokoは紛争や餓死、貧困に興味をもつようになり、小学校の自由研究では、看護師をテーマに取り上げたのだそう。看護師という仕事の素晴らしさを知るなかで、次第に自分の天職はこれだと強く思うようになりました。


その後、一度も思いはぶれることなく看護師に。日本では約4年間、脳外科・神経内科の看護師として働いていました。



看護師時代に支え合った最高の同期たちと


医療現場で感じた「やりたいことは今始めよう」という思い


看護師になったYokoには2つの大きな変化がありました。


1つ目は、自分を認められるようになったこと

看護学生時代には99点をとっても1点を悔やむような完璧主義で、何をしても自分に納得できなかったYokoでしたが、常に生死と向き合う現場で大切な命を預かる看護師として働くことや、患者さんやその家族に感謝されるという経験などがYokoの自信に繋がりました。


2つ目は、「やりたいことは今やろう」という思いが芽生えたこと

Yokoが働く脳外科・神経内科には、交通事故などにより亡くなる方や突然寝たきりになる患者さんが多くいます。突然五体満足を奪われた患者さんの手をとり涙するご家族の様子は、決して他人事とは思えなかったのだそう。


「明日何が起こるかわからない。だから、いつかやりたいと思っていることは、今しないといけないと考えるようになりました」


その頃から、海外での医療活動を意識し始めます。


最初に考えたのは、国境なき医師団への参加でした。国境なき医師団とは、紛争地や貧困地域で医療活動をする団体のこと。紛争や貧困という現実は、Yokoが看護師を目指したきっかけでもあります。


しかし、立派な仕事であることは理解しつつも、危険が伴う紛争地で過ごすことに両親は「考え直してみてほしい」と言ったのだそう。これまでYokoの考えを尊重し常に応援してくれた両親の、初めての反対でした。


両親にそういう心配をかけたくないと考えたYokoは、医療現場で働ける別の道を探すことに。そうして、オーストラリアでの看護留学の道が開けたのです。 


青空広がる自然豊かなオーストラリアへ!


看護留学、ファームステイ、一人旅を経験し、ブリスベンへ


オーストラリアは世界的にも医療水準が高いことで有名です。また、日本の看護師免許をもっていると最短3ヶ月のコースを受講することで、現地の医療機関でアシスタントナースとして働ける制度があります。


Yokoはワーキングホリデービザでオーストラリアへ渡り、1ヶ月の語学研修の後、3ヶ月の指定コースを修了。医療現場で働く切符を得ました。


ワーキングホリデービザは1年間の滞在が可能ですが、オーストラリアには「セカンドビザ」制度があり、政府が指定した場所で3か月以上労働すると、さらに1年間滞在期間の延長を申請することができます。


Yokoはセカンドビザを取得するため、コース修了後にケアンズで約3ヶ月間のファームステイを経験。その後、ケアンズから1,700キロ離れたブリスベンまでの道のりを見知らぬ人たちとカーシェアしながら1ヶ月間一人旅し、ブリスベンに着くとすぐに大手病院附属のAged care(老人ホーム)で働き始めました。



オーストラリアで1番好きな都市・ブリスベン

ニュージーランド人の彼と出会ったのもブリスベンです。


ニュージーランド国籍の保持者は、オーストラリアでも永住者同等の扱いになります。また、そのパートナーも、12ヶ月以上の同棲や金銭面を含めた事実婚関係などを証明することで「ニュージーランドファミリーリレーションシップビザ」を取得することができ、そのビザでオーストラリアに滞在が可能です(5年ごとにリレーションシップが続いていることを証明し、更新していくことが必要)。



大切なパートナーと過ごす楽しい時間

何歳になっても新しいことにチャレンジするオージーに背中を押され、ホスピテリティ業界へ転職


アシスタントナースの仕事は、日本での看護師の仕事とのギャップが大きく、戸惑うこともありました。


日本のケアは患者目線で丁寧なのに対し、Yokoが働いていたオーストラリアの医療現場では、スピードや効率が優先され、スタッフ目線の看護だと感じることも。


例えば、シャワー介助後にまだ足裏が濡れているのに靴下を履かせたり、ケアが行き届かずに予防できたはずの褥瘡(床ずれ)を悪化させてしまったり。看護師としての知識がありながら、アシスタントナースという立場上、現場で出来ないことも多く、歯痒い思いをしました。


「私がやりたいと思う看護と現場で求められる看護にギャップがありました。効率を優先する現地のやり方に合わせることもできたけど、そのやり方が自分の中で当たり前になったら嫌だなと思ったんです」


フラストレーションを感じながらもAged careでの仕事を約3年続けた後、Yokoはアシスタントナースの仕事を退職。思い切って、レストランやホテルなどのホスピタリティ業界へ転職することを決意します。


ホスピタリティ業界を選んだのは、食と健康に興味があったから。看護師時代、多くの患者さんが生活習慣病のような食生活に関連する疾患を患っており、改めて食と健康は繋がっていると感じました。祖父の糖尿病闘病生活を間近で見てきたことも、大きなきっかけのひとつです。


「私自身、食べるのがとても好きですし、バリスタにも興味があって資格もとりました。大好きな食を通して人と関われる仕事を今はすごく楽しんでいます」



Yokoが働くブリスベンの五つ星ホテルで

医療からホスピタリティという、いわば全くの畑違いである業界への転職に、「もったいない」と助言してくれる人たちもいました。しかしYokoは「今自分が心踊ることを全力やろう」と前向きなキャリアチェンジだったのだそう。


「また看護師として働きたければ、もう一度戻ったら良い。一度きりの人生なのだから、やりたいことはすぐにやろうと思いました。何歳になってもトライできるという思いで行動する限り、リミットはないと思っています」


Yokoのまわりには、心理学者を目指して大学へ通い直したホテルのマネージャーや、看護師になるために40歳目前で仕事を辞めたレストランのヘッドシェフなど、年齢に関係なくやりたいことにチャレンジする人がたくさんいます。歩みを止めない彼らを誇りに思うと同時に、いつも刺激を受けています。



オンもオフも思いっきり楽しむ職場の仲間たち

2021年はWCFで成長し、サイドハッスルにもチャレンジしたい!


2020年からは、WOMENCANFLYの活動も始めました。WCFを立ち上げたKimiyoは古くからの友人です。


WCF立ち上げの連絡を受けたとき、純粋に「何か自分も手伝いたい」という思いが生まれ、ブリスベンからKimiyoがいるシドニーまで、話を聞くためだけに飛行機で会いに行きました。Kimiyoから「WCFの活動を一緒にやってほしい」と言われたときの嬉しさは、今でも鮮明に覚えていると言います。


WCFへの参加を決めたのは、Kimiyoの行動力や人間性に惹かれていたことに加え、「女性が自分らしく生きる選択肢を増やす」というテーマに共感したことも大きかったのだとか。


「私自身、食や健康の分野で新しい形のキャリアを築きたいと思いながらも踏み出し方が分からずにいました。看護師として働いていた友人が出産を機に専業主婦になることもあり、その一人が『ひとりの人として誰かに必要とされ、社会に貢献したい』と言っていたのが印象に残っています。私を含め、みんながWCFの対象になるんだと思うと、これは必要な活動だと思ったんです」


YokoはWCFで、主にインスタグラムを中心としたSNSの広報を担当しています。新しい分野の勉強やチャレンジが楽しく、SNSマーケティングやデザインの勉強も始めました。SNSを見てくださる方にWCFの活動や想いが届くよう、投稿ひとつひとつのデザインや文章に思いを込めて投稿しています。


2021年には、WCFで学んだビジネスの知識と看護師としての経験や知識を生かして、サイドハッスルとして食や健康関連のビジネスを始めるのが目標です。


サイドハッスルとは、お金を稼ぐことよりも好きという情熱や興味、やりがいに重きをおいた本業とは別の取り組みをいいます。Yokoのサイドハッスルは、オーガニックやサスティナブルがテーマです。


「やりたいという気持ちは、自分の内側から湧き上がってくるもの。そんな大事な感情を先延ばしにできるほど、人生は長くありません!  どんどんチャレンジしていきたいです」


Yokoの祖父は、80歳を過ぎてから英会話や絵を習い始めるなど、亡くなる直前までひたすらチャレンジを続けた人だったのだそう。年齢や体の不自由などは言い訳にならないことを、祖父の生きる姿を通して学びました。


オーストラリアに来てから芽生えたというチャレンジ精神と行動力は、実際のところ、ずっと前からYokoのなかにあった、祖父から受け継ぐパーソナリティだったのかもしれません。


自然豊かなブリスベンで好きなことに挑戦し、パートナーや愛犬と笑顔いっぱいに生き生きと暮らすYokoを見ていると、自然と前向きになれます。YokoにとってもWCFにとっても、今年は更なるチャレンジの年! 2021年も一緒に頑張りましょう!



大好きな愛犬ハリーと!


Thank you for reading this, and We are always here for you !


Women can fly.


Much love, xxx

Team WCF


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