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THE WAY of Life in Bangladesh and Australia (JP)

更新日:2022年8月2日

WOMENCANFLY.COの連載「THE WAY」では、毎月海外で暮らす素敵な女性をご紹介しています。


今回ご紹介するのは、ベトナムのホーチミン出身で、バングラデシュのチッタゴンとオーストラリアのシドニーに留学した経験を持つタオさんをご紹介します。彼女は、シドニーに5年近く住んだ後、現在メルボルンのCRO(医薬品開発業務受託機関)でCRA(臨床研究員)として働いています。タオさんは常に旅行が大好きで、若い頃から海外で暮らしたいと思っていました。


タオさんは、これまでバングラデシュとオーストラリアに移住しましたが、40歳になる前に40カ国を旅行することを目標としています。



バングラデシュ・ダッカでのシンポジウム
バングラデシュ・ダッカでのシンポジウムでのタオ氏(2列目右から2番目)の様子


すべての始まり


タオさんは5歳頃から英語を学び始め、それ以来、彼女の頭の中には常にベトナム社会と、ハリウッドやMTV、ディズニーなどのファンタジーのような英語圏の世界が存在していました。特に彼女の叔母はタオさんに英語塾に通わせたり、外国人と一緒に勉強したりと英語漬けの体験をさせました。彼女はテレビを通して、アメリカの文化やエンターテインメントにも夢中になりました。また、父親がバックストリート・ボーイズやABBAなど、英語で歌うアメリカのバンドやヨーロッパのバンドを聴いていたこともあり、幼い頃から英語圏のポップカルチャーに親しんでいたようです。


ベトナムにインターネットが導入されたのはその後で、それ以前は情報が少なかったため、海外移住の際にははじめアメリカを希望していましたが、アメリカの学校には入れませんでした。タオさんは、シンガポールでも奨学金を受けようとしましたが、これもうまくいきませんでした。そんな時、バングラデッシュにあるアジア女子大学が奨学金での就学を募集している記事について新聞広告を見た父親が、「とにかく応募してみては?」と、タオさんは勧められました。結果として、タオさんは全額奨学金をもらってバングラデッシュへ行くことになりました。タオさんにとって、外国に行くということが目標であり、それがどこであろうとかまわなかったのです。それがアメリカでなくても、他の国でも、同じように楽しめただろうとタオさんは何も後悔しませんでした。



演劇部
大学時代の演劇部とタオさん(1列目右から1番目)


2度目の海外移住


元々、タオさんは、オーストラリアに移住するつもりはありませんでした。バングラデシュで大学を卒業した後、彼女はベトナムに戻り2年間働きました。


「18歳から22歳までは、社会に出て、大人として形成される時期です。その大事な時期に、ベトナムの家を離れて生活していた4年間は、自分の好きなことをしていて、その生活に慣れていました。私の大学は、とても保守的な国の中の、「女性がなりたいものになれる」という小さな社会のようなものでした。私たちはいろいろなクラブを運営し、出身地による区別もせず、思いつく限りのことができました。そして、22歳でベトナムに戻ることになったとき、そこではルールに従わなければならず、これまでとは違う振る舞いを期待されたことに反骨的な気持ちになりました」


ベトナムで2年間ビジネス開発の仕事をした後、タオさんは「もう一度海外で生活してみたい、他の国で人生を始めてみたい」と思うようになりました。彼女の家族の支えもあり、オーストラリで応用言語学とTESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages)の修士課程に入学を申し込みました。現在、彼女は、オーストラリアに移住し5年目です。



クラスメート、講師の先生と
タオさん(2列目左から1人目)とクラスメート、講師の先生と

海外移住で必要なもの


18歳という年齢でタオさんがバングラデシュに行ったとき、世界のことをあまり知らなかったので、あまり準備をしていなかったそうです。


​​「1度目はいつも一番大変です。でも、オーストラリアへ2回目の海外移住で来たときは色々覚悟していたので大丈夫でした。海外移住で特に準備しておきたいのは、ホームシックなど孤独を感じることだと思います。2回目の海外移住では、ホームシックにはなりませんでした。すでに4年間海外で生活していたので、何が起きても大丈夫、自分で解決できる、というメンタルができていました」


物の準備は、行く先によって異なります。タオさんは、オーストラリアに来る前に、「オーストラリアでは何でも手に入るから、お金だけ持って来なさい」と言われていたそうですが、本当にその通りだったそうです。


「何が起こっても、何とかなるという信念を持つ必要があります。常に間違いをするでしょう。できる限りの計画を事前に立てることはできますが、常に何かが起こる可能性があり、それをあなたが解決していかなければならないのです。100%の準備が完全にできることはありません。ありきたりな言葉ですが、本当に行きたいと思うなら、ただ行く!それしかありません。」



ボンダイからクージーの海岸沿いの散歩道
ボンダイからクージーの海岸沿いの散歩道で


海外生活で直面する問題


タオさんの経験から、まず1つは食事の問題。タオさん自身は何でも食べられるので、食事が問題になったことはありせんが、他の人にとっては気をつけるべきことかもしれないと言います。バングラデシュに来た知り合いの女の子は、最初の1カ月で食事がまったく食べられなくなり、病院にまで行かなければならなかったそうです。はじめての他の国の料理を食べるのは難しいかもしれません。


そして、基本的な生活環境のこと。経済状況によっては、海外に移住すると、これまで慣れ親しんだ自国の生活水準と同じようにはいかないかもしれません。タオさん何でも食べられ、そして新しい国での生活水準も気にならなかったそうです。この2つが、タオさんが考える海外で快適に過ごせるかのポイントなのだそうです。



ブータン国会議事堂前のタオ
ブータン国会議事堂前のタオ(右から1番目)

バングラデシュで、タオさんは初めて異なる文化や宗教、そしてその対立の歴史に出会いました。例えば、パキスタンとバングラデシュは歴史的に対立があり、場所によってはヒンドゥー教とイスラム教も緊張関係にある。社会的なルールを学び、認識することが、彼女にとって最も困難なことでした。はじめはキリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教など、ベトナムで出会ったことのない宗教を受け入れるのに時間がかかりました。来た当初は大変でしたが、次第に人々とその違いを受け入れることができるようになりました。


そして、オーストラリアでは多文化の国なので、誰とでも会うことができる反面、見た目は同じでも全く違う信念を持っている人と話をすることが多くなるので、さらに大変です。できるだけ心に余裕を持ちながら、人が心地よく過ごせるような機転の利いたコミュニケーションを学ぶことが重要です。



タイガーネスト
ブータンの「タイガーネスト」にて、タオ(左から1番目)


海外での仕事探し


タオさんは、幸運なことに、最初にある程度の英語力があったために、より安定した仕事に就くことができたといいます。しかし、彼女は、他の留学生がオールラウンダーのウェイトレスやウェイターとして働き始めるのをよくみていました。タオさんはオーストラリアに来た時、最初に応募した仕事は医療受付で、最終的には診療所のマネージャーに昇進しました。大学のキャリアハブを訪れ、いくつかの求人に応募しました。タオさんは、5年間同じところで働き、最近メルボルンに移ってきました。


オーストラリアには、非常に多くの機会があります。一番難しいのは、最初の仕事を得ることです。人事部の人が頼りにするのは、レジュメ(履歴書)と推薦状ですから、どんな仕事であろうと最初の仕事を得るのは難しいのです。そして、人脈づくりはとても重要です。タオさんは自分は幸運だと感じていて、周りの友人たちが苦労しているのもみてきたそうです。



オーストラリアへ来ること vs. オーストラリアに滞在すること


タオさんは、2年間の学生ビザでオーストラリアにやって来ました。当時の労働時間は2週間あたり40時間に制限されていました。修士号を取得した場合は、労働時間に制限がありますが、研究の修士号を取得した場合は、労働時間に制限がなく、配偶者が一緒に来ている場合は、配偶者は無制限に働くことができます。博士号を取得すれば、勤務時間は無制限で、博士号としての給与も支払われます。大学で英語を学ぶだけなら、労働時間の上限は2週間あたり40時間です。卒業後、タオさんは大学院のビザを申請し、さらに2年間の滞在を許可されました」。


1〜2年の滞在なら簡単です。何でも勉強できますし、ワーキング・ビザを取得できる国であれば、簡単に1年か2年オーストラリアに滞在することができます。


長期滞在はまた別の話です。ここが難しいところです。オーストラリアは、カナダなどの他の国に比べて、永住権(PR)を取得するのが難しいので、最初からすべてを計画することを強くお勧めします。


タオさんは、オーストラリアに10年間滞在している人を知っていますが、彼らはPRを持っておらず、お金がかかる就学をずっと続けています。何人かは働いている人もいるので、すでにオーストラリアでの生活を確立していますが、彼らはまだ永住権(PR)を持っていません。長期滞在したいのであれば、事前にいろいろな人に相談してから決めた方がいいと思います。



ビクトリア州ダンデノン地域
ビクトリア州ダンデノン地域にて

若い頃の自分へのアドバイス


「私は若い頃の自分に、すべてにおいて自分に正直になりなさいと言ったと思います。自分が何者なのか、何をしたいのか、自分自身と自分の人生について真剣に考えろと。何年も前から言っていることですが、私はまだそのレベルに達していません。自分に正直にならなければ、何をするにしても、意味のある選択というよりは、むしろ衝動的なものになってしまうと思うからです。」



今後は、バックパッカーとして1年間、世界中を旅してみたいというオさん。

そんな彼女の今後の活躍が楽しみにしています!



メルボルンの劇場
メルボーンのプリンッセス劇場でハリーポッターを観に行く (タオ (右) )

Thank you for reading this, and we are always here for you!


Women can fly.


Much love, xxx

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