WOMENCANFLY.COとコラボしてくださった方や、協力してくださった大事な方を紹介する企画「WCF Mates!」。mate(メイト)はオーストラリアでよく使われる言葉で、「友達や仲間」という意味があります。
Vol.7となる今回ご紹介するのは、医療福祉ベンチャー企業で人事を担当するKazushige Shibaさんです。SNSを活用した採用に成功し、メディアにも取り上げられるなど注目を集めています。
現職では人事・広報の仕事を行いながら、個人では学生の就職支援を行うメンターとしても活動するなど、パラレルキャリアを実践されている方でもあります。
最新の採用トレンドや、なぜ今、個人にも「セルフブランディング」が重要なのかについて、採用の第一線で活躍されるKazushigeさんにお話を伺いました。これからの時代に必要なセルフブランディングやKazushigeさんが目指すパラレルキャリアの形とは?
Kazushigeさんはこんな人!
160名ほどのソーシャルベンチャー企業で、新卒・中途採用、社内研修、教育などの人事から広報に至るまでを担当するKazushigeさん。社外では学生のメンターとして就活支援やキャリアの相談にのるなど、パラレルキャリアを実現しています。
人事のスペシャリストとして活躍されていますが、意外にも最初から人事の道を進んできたわけではないのだとか。新卒で入社したのは、国内美容メーカーの営業職。その後、2度の転職を経て、営業職から人事職へとキャリアの軸を移してきました。
Kazushigeさんが得意とするのは、SNSを活用したマーケティングです。特に、日本でもまだ珍しい、Twitterを活用した採用に成功した事例はメディアにも取り上げられ、注目を集めています。
Kazushigeさんのここがすごい!
私たちがKazushigeさんをすごいと思うのは、探究心とチャレンジ精神です。Twitterでの採用がメディアに取り上げられ、いわば1つの実績をつくったKazushigeさんですが、それで満足はしていません。
特に、アクティブに活用されているTwitterアカウントは、Kazushigeさんにとって重要なセルフブランディングのツールであり、実験の場であるように感じます。
例えば、現在は「こんな学生は嫌だ」というテーマのもと、採用面接に現れた架空の学生をツイートしています。これは、「Kazushigeさんと言えば?」というイメージを印象付けるためなのだとか。
どうしたらフォロワーは増えるだろうか。どのようなツイートが注目を集めるだろうか。Kazushigeさんの行動にはロジカルな裏付けがありますが、頭で考えるばかりでなく、1度決めたらとりあえずやってみる!という、粘り強さや泥臭さもとても魅力的に感じました。
そろそろ真剣にセルフブランディングに取り組みませんか?
新卒採用も担当しているKazushigeさんいわく、コロナによる影響は、就職活動はもちろん、学生たちの働く意識やキャリアに対する考えをも変えました。
思うように動くことができない今、学生たちは自分で見たり聞いたりすることが難しくなっています。そうなると、本やネットが主な情報源になり、結果的に考えが均一化する傾向に。面接などでは、もっとパッションを伝えてほしいと感じています。
一方で、一時期に比べて大手至上主義は落ち着き、より自分自身のキャリアパスを具体的に考える学生が増えたとも感じているのだとか。
転職が当たり前になり、いつ失業するかわからない時代。Kazushigeさんは改めて、今が「個」の時代であることを強調しています。
社名やバッジを外したとき、自分は一体何者で、何ができるのか。そこで、セルフブランディングはますます重要になるのです。
WCFとのコラボ
「セルフブランディング」というと難しく聞こえるかもしれませんが、実は身近なことからスタートすることができます。例えば、SNSもそう。Twitterやインスタグラムは立派なセルフブランディングのひとつです。
今すぐ始めたいことがなくても、来たる「いつか」に備えておくのに早すぎることはありません。
そこで、WCFでは2021年の国際女性デーにあわせて行ったスクランブルセミナーで、Kazushigeさんに講師をお願いし、Twitterを用いたセルフブランディングのオンライン講座を開催しました!
バーチャル背景を懐かしの「冬ソナ」に設定して現れたKazushigeさん。マーケティングやブランディングといった難しいテーマにもかかわらず、ユーモアたっぷりに話を展開して下さったおかげで、受講者の皆さんと楽しく学ぶことができました。
*Shigeさんとコラボしたセミナーのテーマは、「セルフブランディングに活かせるTwitterマーケティング入門編」(当日の様子はこちらから)です。
チャレンジする時は、プランCまで用意しよう!
シドニーを拠点に活動するWCF。私たちのもとには、よく「語学留学に興味があるけど、帰国後のキャリアを考えると躊躇します」という相談が寄せられます。
採用を担当するKazushigeさんに聞いてみると、語学留学は全くマイナスにはならないとのこと。ただ、自身も学生時代にカナダへ留学した経験があるからこそ、語学は国内でも学べることを実感しています。つまり、「ただ行った」だけではプラスにならないのです。
そこで重要なのが、事前にプランをたてること。特に海外では不測の事態が起きやすいので、これができたら大成功というベストプラン、これだけはやっておきたいというベタープラン、さらには最悪の事態を想定したバッドプランの3つを用意するのがおすすめなのだそう。
プランを立てるべきは留学だけでなく、キャリアも同じですよね。結婚や出産、引っ越し、介護などを想定して、常にプランCまで用意できたらチャレンジしやすくなるのではないでしょうか。
学生のメンターも担当しているだけあり、Kazushigeさんは具体的かつ親身になってアドバイスしてくださいます。
私たちWCFも、望むキャリアに向かってチャレンジする方に寄り添い、勇気づけていきたいなと改めて思いました!
Kazushigeさんのセミナーは、クスッと笑えて為になると好評なので、またコラボセミナーを開催したいと思います。
次回のバーチャル背景は何でしょう?
開催する際はぜひご参加ください。
〈プロフィール〉
Kazushige Shiba
富山出身。立命館大学卒。
その後、国内美容メーカーを経て、外資系商品会社→人材会社→ベンチャー人事採用に携わる。現在は人事に関する情報をTwitter企業アカウントで発信しながら、Twitterでの人事採用がメディアにも取り上げられるなどTwitterを活かしたマーケティングを実現中。
※WCFメールマガジンではいち早くWCFの情報をご覧いただけます!
よろしければ Contact (下部) よりメールマガジンのご登録をお願いいたします。
Comments